01まるでラッピングをするような
ギャラリーでの仕事

小さい頃からラッピングが大好き!
ラッピングの本質は
相手を想い、贈る気持ちかも。
小さい頃、百貨店の店員さんがラッピングをしている姿に憧れを持っていました。店員さんの手によって包装紙に綺麗に包まれていく、魔法のような光景に釘付けでした。電話帳やティッシュなど家中のものをチラシで包んで「デパートごっこ」をしていたくらい、私は小さな頃からラッピングが好きなんです。
高校生のとき、ケーキ屋さんのアルバイトでラッピングを学び、今はギャラリーで活かしています。
「好きなことを仕事にしたい」と考えたとき、思い浮かんだのが“選ぶ”という行為でした。買い物が大好きだった私は、「私自身が本質的に良いと感じるものをセレクトしたら楽しいかも」と思い、東日本大震災後にデザイン業の傍らギャラリーを始めました。
作家さんの作品を、作品の背景とともに紹介するのは、“贈ること”に似ています。
広告業界で働いていた経験から、「誰かの想いを形にする」ことのおもしろさも知っているので、自分で生み出すよりも、誰かのお題に応えるほうが向いていると感じています。
展示ごとに作成する案内のポストカード(DM)は、ギフトに添えるカードのような存在。
お客様に「次はこんな展示がありますよ」とお渡しする瞬間も、ギフトなのかもしれません。
