一緒に贈れば、もっとおいしい！
プロ推薦、お酒とおとものマリアージュ
“のんべえ” なあの人が好きなお酒に、一緒に楽しめるひと皿を添えた“飲めるギフト” でちょっと特別な時間を贈ってみたい！とはいえ、どんなおつまみを合わせるか迷ってしまう…。そこで今回は、きき酒師兼、ソムリエで、公私共に大のお酒好きなプロののんべえ・奥原直美さん監修のもと、ギフトにおすすめなお酒とおとものマリアージュをご紹介します。
地酒とは“地元の特性が活きたお酒”
地元食材を使った名物グルメと
相性抜群
地酒と言われる日本酒は、地元の食材とおいしくいただけるようにできていることが多いですね。例えば、ギフトにも人気なスッキリとした口当たりの「浦霞 No.12」には、「季節のかねささ 仙台せり／鐘崎屋」のさわやかな風味がぴったり。「長なす漬け／岡田の仙台長なす漬本舗」は、パリッとジューシーな旨味と、薄味の醤油のさっぱりとした風味が、酒の肴に喜ばれる逸品。芳醇でコクのあるきれいな味わいで人気の秋田地酒「雪の茅舎 山廃純米」との東北マリアージュはいかがでしょう。食べきりサイズのお漬物とのセットで贈れば、のんべえさんも大満足のはず。人気のスパークリング日本酒「すず音」はスイーツにも合うんですよ。いちごの酸味が感じられる「いちごのバターサンド／ミガキファーム」なら、酒の旨味と調和して、よりおいしくいただけます。
ワインレッドの深い色合いと
濃厚な味わいには
同じくコクがあるおともが合いますよ！
赤ワインのおともといえばチーズが思い浮かびますが、他にもおいしくいただけるおともがたくさんあります。「カサーレ ヴェッキオ モンテプルチアーノダブルッツォ」は「神の雫ワイン」と称される、南イタリアらしい濃厚で、深い香りと味わいが特徴。ジューシーな「芯たん（伊達の牛たん本舗）」の旨みがよく合います。豊かな果実味とシルキーな口当たりが楽しめる「シャトー ベル キュール2022」は、「フォンダンショコラ（富久栄珈琲）」のような濃厚チョコレートを合わせると、深い満足感が味わえます。宮城県にはワイナリーが10カ所もあるのを知っていますか？「マスカット・ベーリーA」を使用したフルーティーな「了美ワイン」は、果実の旨みと香りが凝縮した「フルーツケーキ（ロワイヤルテラッセ）」とセットでお贈りするのもおすすめです。
花の香りが広がる
フルーティーな白ワインは
スッキリさわやかな
組み合わせでまとめて
フルーティーな香りで飲みやすい白ワイン。食材の旨味を引き立てるスッキリとした酸味は、イタリアンから和・洋・中までどんな料理とも相性バッチリ。デラウェア由来の洋ナシやバナナの香りと、フレッシュな酸味が魚介に合う「デラウェア（辛口）」には、「えび焼（阿部の笹かまぼこ）」のえびの甘みと旨味がよく合います。洋ナシやバニラのアロマ、芳醇な「シャルドネ」には、ビターキャラメルと3種のナッツが香ばしい「キャラメルナッツ（タルトタタン）」がマッチ。スイーツマリアジューギフトとして贈るのもおしゃれですね。口に含んだ瞬間、フレッシュで奥行きのある味わいが広がる秋保ワイナリーの「甲州」は、和食とのマリアージュがおすすめ。ふわっとした食感、かまぼこの素朴な風味にチーズが香る「淡雪チーズ」とぜひ合わせてみてください。
豊かな個性と
爽快な飲み口のクラフトビールは
地元で愛されるおともとマリアージュ
醸造される場所によって個性が出るご当地ビール。「仙臺驔政宗麦酒」は、仙台・ 泉ヶ岳の麓から汲み上げた水と仙台産ひとめぼれを使用した米どころの良さが活きたビール。宮城ギフトの王道「牛たん」と組み合わせれば、早速一杯いきたくなるような宮城づくしの粋なギフトになります。さわやかでキレのある後味が特徴の「グレートラガー」には、味にパンチのあるかまぼこがセットになった「松澤の詰め合わせSP－F（松澤蒲鉾店）」がいいですね。フルーティーでビターな「なまはげIPA」には、 その味わいをぐっと引き立てるスパイシーなおともがぴったり。「PARIPARI×SAKUSAKU（遊友結の酒田米菓）」のバラエティ豊かなフレーバーの中でも、カレー・チーズ・梅しそ味あたりがおすすめです。
季節やシーンに合わせて選ぶ
のんべえ心をくすぐる“通な酒器”
同じお酒でも、選ぶ酒器の素材・形状によって味わいや香り、口当たりが変わってくるもの。「酒器の数だけお酒の楽しみ方は存在する」と言っても過言ではありません。 お酒をもっと楽しめる酒器を一緒に贈ってみませんか。
日本酒を
もっと味わい深く
日本酒ならではの旨味をじっくり嗜むときは、素焼きや陶器のお猪口で。薄はりのグラスはシャープな飲み口でスッキリと味わいたい方に。日本酒好きに贈るなら、口にした瞬間、香りが広がる「ワイングラスに学んだ日本酒器（中川政七商店）」もイマドキでおすすめです。
ワインの香りが
より華やかに
ぶどうの華やかな香りや熟成のアロマを楽しむときは、口径の大きな形状のボルドー型を。カジュアルなシーンなら、底が深く丸みの少ない小ぶりのグラスが最適です。ご自宅で楽しまれるなら「程よいサイズのグラス（木村硝子店・ハンズ）」をワンセット用意しておくと便利ですね。
好みの呑口に合わせて
グラスを選ぼう
専用のグラスに注ぐことで、のどごしが良くなります。クリーミーな泡を楽しみたいなら陶器や素焼きのカップに、熱伝導率の高い銅製の「ビールのための純銅カップ（中川政七商店）」なら注いだ瞬間にカップも冷えて、爽快な飲み口を満喫できます。
奥原 直美さん
仙台市出身。ソムリエ、きき酒師、日本酒品質鑑定士、ワイン品質鑑定士の資格を持つ。酒屋勤務の経験を活かし、地酒に加えてワイン・ビールも国産から海外まで幅広く熟知。第38 回全国きき酒選手権大会 団体の部で優勝した経験を持ち、現在はお酒とのフードペアリングやきき酒をメインとした講座・イベントで活躍中。コーヒー・フード＆ビバレッジアドバイザーの有資格者でもある。
※2025年12月1日時点の情報となります。
※状況により完売となる可能性がございます。予めご了承ください。
